「研修会」

 今日4月16日、高槻支院では第40回研修会が開かれました。
午前10時より本堂にて勤行が始まりました。
たまたま前日に熊本で大きな地震が発生し、亡くなられた方、 
被災された方が大勢おられましたので、
この日は横死者追善供養、災害復興祈願を兼ねて読誦、
唱題をさせていただきました。
 その後研修棟に移動し、先師御報恩百万巻納経の一環として
写経をさせていただきました。午前中最後のプログラムとして
信教師の体験発表がありました。
テーマは「私の誓願」で、「ほめ言葉、励ましの言葉で
人を元気にする」という自らの誓願に関する体験談でした。
2年前に会社を辞めた元同僚が昨年悪性リンパ腫を脳に再発させ、
突然自宅で倒れて、救急車で病院に運ばれたそうです。
医師からは抗がん剤が効かなければ1年以内に死亡する確率が
50%と言われて大変ショックを受けたそうですが、
信教師の自らの病気体験を基にして励ましの言葉をかけたところ、
その言葉で救われたと言ってもらえたというお話でした。
また、陰ながら病気平癒を祈願して写経をしたところ、
約半年後には抗がん剤が効いたことによって病気が寛解した
(検査の数値が正常な状態になった)という嬉しいニュースを
もらったとのことです。言葉の持つ力は偉大であること。
そして、写経の功徳の大きさがうかがわれるお話でした。
 午後からはいつもは信教師によるお経の実地練習ですが、
今回は岩田上人より直々に朝夕勤行要集に収められている
お経のそれぞれの意味合いについて説明していただきました。
これによって日頃何となく唱えているお経の意義が
深まったように思います。続いて、「出世の栞」から
抜粋された体験談「映画を見る事を止めました」を輪読し、
仏教感化救済会時代の信仰について学びました。最後に、
「今年のお誓いの進捗状況」、「自分が努力している事の中間発表」
というテーマで座談会が行われました。
成功談もあれば失敗談もありましたが、
この座談会に触発されて、また明日から頑張ろうという人が
一人でも増えれば良いと思いました。
 最後に、岩田上人より本日参加された方々の特典として
「朝夕のおつとめ」のCD最新版がプレゼントされました。
合わせて、熊本地震の被災者に対する義捐金も呼びかけられました。
本日の参加者は延べ19名、そのうち初めて参加された方が
6名もおられましたが、今後もさらに多くの方に参加して
いただけることを願っています。 
             
                   通 信 員